銚子ヶ滝目次
銚子ヶ滝について
私が今回ご紹介する観光スポットは福島県郡山市にある「銚子ヶ滝」です。
福島県と言えば自然界が豊かなことや日本海に面していて海の幸がとってもおいしいですよね。
福島県と言えば東尋坊が有名です。
ですが、今回はパワースポットである「銚子ヶ滝」についてご紹介をし、詳しくお伝えしていこうと思います。まず読み方ですが「ちょうしがたき」とお読みします。名前の由来は水が落ちている姿が酒を入れる銚子に似ていることからつけられました。
銚子とはお酒注ぐための長い柄のついた器のことになります。私も写真や本物の滝を見たときにまさにその通りだなと思いました。
そんな「銚子ヶ滝」は高さ48mもの滝になります。「日本の滝100選」「ふくしまの水30選」にも選ばれています。1年中を通し夏には納涼、秋には紅葉狩りを兼ねてこちらに訪れる人が絶えることはありません。
今のこのコロナ禍の時代、自然界ならと観光客が増え続けています。滝の水しぶきから出るマイナスイオンが疲れ切った現代人の身や心を癒してくれます。ここで「銚子ヶ滝」に訪れる際の注意点をお伝えしたいと思います。まず参道はとても山道になっています。目的地の「銚子ヶ滝」にたどり着くまでは、かなりの山道です。
お子様や年配の方には少し厳しいかもしれません。
そして「熊に注意」と言う看板を見かけることがあります。それくらいの山道と言うことです。もしなにかあった時のために必ず動きやすい服装で訪れるようにしてください。駐車場から目的地までは徒歩25分ほどかかります。ネットにもどのような道を通って行くのか写真で詳しく紹介されているサイトがありますので、下調べをお願い致します。
もう一つの注意点は車上荒らしやスマホの電波が入らなくなる可能性があるということです。
大手キャリアでしたらつながる可能性はありますが、それ以外ですと圏外になってしまうことがあります。山道の中を迷ってしまったら、スマホで連絡を取ることができなくなってしまうので行く方みんなでまとまり全員が離れることのないような行動を心がけてください。
そして、無料駐車場では過去に何件も車上荒らしが発生しています。
駐車場に止めてから「銚子ヶ滝」まで歩き帰ってくるまで所要時間がどうしても長くなってしまいます。そんな中車上荒らしが悲しいことに何件も発生しています。防ぎようはないかと思いますが、貴重品は必ず持参するなどして対策をしていただきたいです。
「銚子ヶ滝」ですが古くからこの町に伝わる伝説があるそうです。その伝説とは、昔この町は旱魃に苦しんでいたそうです。ですが滝に娘を人身御供にすると滝壺にひそむ竜神が雨を降らすという言い伝えがあり、昔名主の娘が滝壺に身を投じて旱魃に苦しんでいた村を救ったということです。この娘さんはすごいですよね。詳しくは聞いていませんが娘ということもありきっとお若かったと思います。
自分の命を犠牲にして村の危機に立ち向かうことは簡単にそして誰もができることではありません。私だったらこの決断ができないと思います。そんな娘さんのことを思いこの場所を訪れる人も少なくないのではないでしょうか。「銚子ヶ滝」は「安達太良山」(あだたらやま)から流れ出るいしむろ川に懸かる滝となっています。
安達太良山とは福島県中部にかる活火山である山で日本百名山にも選定されています。標高は1699.6mとなっており冬には綺麗な雪景色を見ることができます。
この安達太良山から流れ出た水が1つの川になりこんなにも素晴らしい滝になっているんですね。山に川に滝と。自然界のものを贅沢に寄せ集めておりパワースポットにもなっているので心が洗われそうですよね。私は行った際には滝を近くで見たときに浴びた水しぶきにとても癒された気がしました。水しぶきはどんどんと飛んできます。そして天気や時間帯にもよりますが、太陽の光に反射して虹ができるのです。
あんなにも綺麗で素晴らしい滝の近くでさらに虹を見ることができて、ほんとに感動してしまいました。ずっとここにいたし、ずっとこの景色をみていたいと言い気分にもなってしまいました。私はジブリ作品の映画が大好きなのですが、もののけ姫に出てくるような世界の中に立っている気がしました。家族で訪れるのも、恋人と訪れるのも、友人と訪れるのも、どの世代の方たちにはこの素晴らしい滝を見て私は感動してもらいたいなと素直に思っています。悩みごとだったり、嫌なことだったり、社会に対してのストレスだったり、現代人はストレスを溜めすぎてしまっています。
現実から少し逃げてもいいのではないでしょうか?疲れた心を癒し、自然にふれまた頑張ろうと言う気持ちになってもらいたいという願いがあります。少しお話がそれてしまいましたが、「銚子ヶ滝」はほんとに素晴らしい滝です。
日本の滝100選だけではなく、私はもっともっとこの滝を日本全員や世界の方たちにも知ってもらい文化遺産や世界遺産の候補に挙がってほしいなと思っています。
銚子ヶ滝の見どころ
「銚子ヶ滝」の見どころはなんといっても大迫力の高さ48mから落ちてくる水しぶきです。
「銚子ヶ滝」に到着するまでの道中では近づくに連れ滝の水しぶきの音が聞こえて来ます。
滝の水の音は聞くだけで真夏でも涼しい気持ちになります。そうして歩いていると流音と共に大きな滝が見えてきます。
水しぶきがとても気持ちよく一瞬にして長い道のりを歩いてきた疲れや、真夏の暑さから解放されます。「銚子ヶ滝」は二段構成のような形になっています。
最初は1本の道ですが、途中から道が3本に分かれます。違う角度から滝の全景を見ることができ、ずっと見ていても飽きない構成になっています。
私もそうでしたが、多くの観光客の方が滝を見ながら数分、長い方は数十分見ながら止まってしまいました。心が洗われたり、癒されたりなんだか小さな悩みがこの自然の中に放たれた気持ちになりました。
滝だけではなく、その水が流れていく姿もとても風情があります。岩々の中を透き通った水が流れていき、とても涼しい気持ちになります。
水に関しては濁りが全くないです。水中カメラで中の様子を撮りましたが、透き通っていました。大きな岩がたくさんあるのでそちらに座り足だけつけながら、「銚子ヶ滝」を見ることができるなんてとても贅沢ですよね。
このような水辺に行くのは涼しさを求めて夏が大半だと思います。
真夏の暑い時にマイナスイオンを感じ涼しくなれます。ですが、秋に行くのもおすすめです。「銚子ヶ滝」は大自然の中にあり山に囲まれているので、秋には紅葉と共に見ることができます。真っ赤に染まった木々や葉っぱたちなどと一緒に大きな滝を見てとても風情があります。
私は秋には行ったことがないので是非次回は秋に訪れてみようと心に決めています。「銚子ヶ滝」までの道は登山をしている方や運動をしたい方にもいいかと思います。
あと写真好きさんにも。トレッキングだと少し簡単なコースになってしまうかもしれませんが、登る価値は絶対にあると思います。運動不足な方にももちろんです。写真好きさんにはカメラをお持ちいただいてのんびりと写真を撮りながらお進みください。
とても立派なカメラを持っている人を私はたくさん見かけました。福島県となると雪国ですので、冬に行くことはオススメできません。
山道ですし、雪の影響ですぐに通行止めになってしまいます。仮に行けたとしても、「銚子ヶ滝」までの参道は歩くことはできないと思います。
春から秋にかけての季節がいいのではないでしょうか?何度もお伝えしていますが、熊にはほんとに注意してください。
銚子ヶ滝付近
「銚子ヶ滝」の周辺には向かう途中に見かける「いしむろふれあい広場」があります。
牧場内の道は桜が両サイドにぎっしりと植えられており、4月ごろにはお花見もすることができます。
時間帯によっては牧場の牛たちが放牧されていて、自由に動きまわる牛さんたちを見ることができます。
「銚子ヶ滝」は山の中にあり山道を進んでいくのですぐ近くに遊ぶところがあるわけではありません。少し車で走らせる必要があります。
「銚子ヶ滝」から4キロほど車を走らせたところに「達沢森のの石釜パン」と言うパン屋さん兼喫茶店があります。
森の中にあるお店もかわいくトトロの世界に出て来そうな雰囲気です。こちらのお店では焼き立てのパンや石窯で焼いたできたてのピザを食べることができます。
たくさん歩いた後にはこちらで涼みながらできたてのピザを食べるのはいかがでしょうか?
その他にもレストランや喫茶店、食堂など何件かお食事処があります。
どの店舗もかわいらいし作りや雰囲気になっておるので落ち着きながらゆっくりとお食事されることをお勧めいたします。
小さなお店だったりもするのですぐに満席になってしまう可能性もあります。
お腹がすいたときのためにお子様がいる家庭は水分はもちろん簡単に食べられるおにぎりやサンドイッチなどを持参するのもいいかもしれませんね。
アクセス
今までご紹介した「銚子ヶ滝」へのアクセス方法をお伝えいたします。
住所は「福島県郡山市朝日1-23-7」です。
公共機関では行くことができないので、こちらへのアクセス方法ですが車をおすすめ致します。
磐越自動車道、磐梯熱海ICから20分ほどかかります。県道24号(昔の母成グリーンライン)を北へ向かいます。そこから7.5キロほど行くと「いしむろふれあい牧場広場」がありそこから更に2キロほど進みます。
すると、道の右側に無料の駐車場があります。そちらに車を止め目的地の「銚子ヶ滝」までは2.4キロほど歩きます。
看板にも書いてあるのですが、普通に歩けるコースや登山道のコースもあります。普通に歩くコースと言っても舗装されているわけではありません。途中からはアスファルトではなく、山の中を通って行きます。
サンダル等では厳しくケガをしてしまうかもしれませ。しっかりとしたスニーカーにし動きやすいパンツスタイルで行くことをお勧め致します。
道中、虫対策をお忘れなくお願い致します。山の中ですので虫だけでなく熊が出現する可能性もゼロではありません。
熊よけの鈴などを持って行くなど、十分気を付けて行ってきてくださいね。
夏は熱中症対策のため水分を多めに持って行くなど健康面にもお気をつけください。